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パックで炊くごはん体験、防災ミニキャンプ。

Posted on 2023年7月6日

by MADE IN NIIGATA


昨年からはじまった、佐渡に住む小学生とともに佐渡産品の新しい魅力を探求、発信するメディアプロジェクト「佐渡放送局」。

今年は、関東大震災から100年を迎える節目や、様々な場所で災害が身近になってきたことから、テーマは、「佐渡のおいしさ×防災」。

豊かな自然に恵まれた佐渡のおいしい食べ物を学び、さらにはおいしい佐渡産品の中で災害がおこった際に活用できるものや、活用する方法を5月から考え取り組んでいます。

前回の授業(5月31日)では、講師に公益社団法人中越防災安全推進機構から河内毅さんを迎え、災害がおこるとどう生活が変わるのかを学びましたが、その講義の中で水が豊富に使えない、電気が通らない環境でごはんを炊く「パッククッキング」の話がありました。

ごはんを炊く「パッククッキング」とは、通常ごはんを炊く炊飯ジャーなどを使わなくても、パックにお米と適量の水を配合し、そのまま沸騰したお湯の入った鍋に入れることでごはんを炊く調理方法です。

普段ごはんを炊いたことのない子供たちからも、そんなに簡単な方法でごはんが炊けるのかと驚きの声と、実際にパッククッキングでごはんを炊いてみたいという興味の声があがっていました。

では次回は実際にやってみよう!

それから一ヶ月ほど経ち、ミニ防災キャンプと題してパッククッキングでの炊飯を体験することに。
会場は、佐渡市立金井小学校(新潟県佐渡市)のグラウンド。

直前のプール授業の疲れも見せずに、金井小学校のみんなは元気にグラウンドに集合しました。
佐渡市防災課 仲川課長の防災ミニキャンプ開会の挨拶でスタートし、その後はパッククッキングをよく知る同じく佐渡市の渡辺さんから作り方のレクチャーをいただきました。

そして、保険指導員として活躍するみなさんがサポートに入る盤石な体制で、パッククッキングがいよいよスタートすることに。

用意するものは、お米、水、パックの3種。
行程は、
①パックの中でお米のもみ洗い
②袋の中にお米、分量を量った水を入れて空気を抜いて結ぶ
③沸騰したお湯の入った鍋に入れる
④お米を鍋から出して蒸らす

この時点では、「本当にこれでごはんが炊けるのかな」とまだ半信半疑でしたが、最後には60人全員が無事にすべての工程をこなし、佐渡のおいしい惣菜をおかずにおいしくご飯を食べることができました。
※炊飯の様子は、下記の動画を参照ください。