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食の魅力は四季の魅力

Posted on 2020年12月1日

by MADE IN NIIGATA


新潟は四季ごとの表情がはっきりしている、ということを耳にすることはありませんか?

そう、新潟県は地理的には、本州の日本海沿岸のほぼ中央部に位置し、南北に長いことから、ちょうど日本の四季の変化があらわれやすいのです。

さらに、東側には朝日山地、飯豊山地、越後山脈が連なり、西側には妙高山などの山々がそびえるほか、信濃川や阿賀野川など数多くの河川があることから、山間や平坦地などの地域ごとに四季折々の景色が見られることも特徴です。

新潟県民にとっては当たり前のことかもしれませんが、県外の方にすれば、新潟での季節ごとの自然環境の変化には少なからず驚くところがあるかもしれません。

では、新潟の四季は具体的に、どういうものなのでしょうか。

まず、新潟の春は…と、春夏秋冬の順に説明しがちですが、ここでは違う順序でお話ししましょう。なぜならば、その方が、新潟の四季と食の魅力が一体であることがよくわかるからです。

まずは、冬です。新潟は、冬に多くの雪が降ることで有名です。とにかく冬の新潟は、雪の一言に尽きるでしょう。

そして、春。冬に積もったたくさんの雪が、春には大量のきれいな水となって川を流れて山間や里を潤し、春の暖かな日差しを浴びた大地からは緑が芽吹きます。

夏は、日照時間が長く、日中は熱気に包まれるものの、昼夜の寒暖差が大きいことから、寝苦しい夜は多くはありません。実はこの寒暖差が、おいしいお米を育てるのに最適な条件なのです。

そして秋、山々の紅葉が美しい中、いたるところで実りの秋を迎えます。黄金色に輝く田園の風景は、まさに新潟の四季と食の象徴と言えるでしょう。

と、いかがでしょうか?きれいな言葉でまとめすぎているかもしれませんが、新潟の四季の特徴である冬の雪が、春夏を経て秋の実りへとつながっているというストーリーからは、この新潟の四季と食とが、深い関係にあることがおわかりいただけると思います。

もちろん、食をはじめとする新潟の魅力はこれだけでは語り尽くせません。




〔お問い合わせ〕

今回の取材は、新潟県雪国の発酵食文化発信事業の一環で取り組みました。

新潟県農林水産部食品・流通課
025-280-5963