酒器とお酒 vol.3

【酒器とお酒Vol.3】
遠藤俊(丸三安田瓦工業株式会社)

丸三安田瓦工業株式会社が誇る、酒器をはじめとした食器ブランド「TSUKI(つき)」シリーズ。
そのルーツは、長く私たちの生活にとって欠かせない”ある意外なモノ”でした。
遠藤さんの商品づくりをきっかけにした、生活者が安心して暮らすための想いとはいったい?
さらに、「酒器とお酒」シリーズでは酒器開発者のみなさんに、とっておきの新潟清酒1種類をご紹介いただきます。
果たして、遠藤さんが選んだ1本とは?

【出演者】

遠藤俊(丸三安田瓦工業株式会社)
吉澤優子(新潟県産業労働部)
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/ponshubiyori/

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酒器とお酒 vol.2

【酒器とお酒 Vol.2】
小杉和也(小杉漆器店)

 

創業は江戸時代。現在では国の伝統的工芸品に指定され、14代にわたって「村上木彫堆朱」を販売しているのが小杉漆器店。 象徴的な「朱」が美しい村上木彫堆朱の酒器には、造形美だけでなく新潟清酒の”様々な表情”を引き出す秘密が隠されていました。

さらに、「酒器とお酒」シリーズでは酒器開発者のみなさんに、とっておきの新潟清酒1種類をご紹介いただきます。 新潟県はもとより、地元である新潟県村上市にも、日本を代表的な酒蔵がいくつもあります。

果たして、小杉さんが選ぶ1本とは?

 

【出演者】

小杉和也(小杉漆器店)
 https://tuishu.jp/

長谷川裕紀(株式会社ネルニード)
https://www.nelnido-web.com/

 

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酒器とお酒 Vol.1

【酒器とお酒 Vol.1】

山後春信(株式会社新越ワークス)

 

アウトドアブランド”ユニフレーム”で人気の、新潟県燕市にある株式会社新越ワークス。

アウトドアとは別なアプローチから、新潟の”酒文化”を創造するための革新的な酒器を開発。

その驚きの秘密とは? さらに、「酒器とお酒」シリーズでは酒器開発者のみなさんに、とっておきの新潟清酒1種類をご紹介いただきます。

新潟県は、日本で最大の約90の蔵が酒づくりに取り組む、酒どころ。

果たして、山後さんが選ぶ1本とは?

 

【出演者】

山後春信(株式会社新越ワークス)
http://www.shin-works.co.jp/

長野美鳳(FOOD FARM & DESIGN nagano)

 

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色んな呑み方、楽しむ酒器

脈々と受け継がれてきた、伝統的工芸品。
日本酒の様々な表情を引き出す酒器とは。

 

創業は江戸時代、14代にわたって伝統的工芸品に指定されている「村上木彫堆朱」を販売しているのが小杉漆器店。当代である、小杉和也さん(小杉漆器店)と、長谷川裕紀さん(株式会社ネルニード)の対談が行なわれました。

対談動画と合わせてお届けします。

村上木彫堆朱と新潟清酒


長谷川 

村上木彫堆朱の酒器は、木でできていますけど、どういった呑み方をすると一番お酒がおいしくいただけますか?おすすめの呑み方があったら教えてください。

 

小杉 

実はですね、常温でもいいんですけども、色んな(日本酒の)呑み方を楽しめるのが、村上木彫堆朱のぐい吞みなんです。

 

長谷川 

はい、冷やとか燗とか色々あると思うんですけど。

 

小杉 

あのー、今ちょっと注いでみますので、ぜひ手に持って感じてください。

 

長谷川 

はい、お願いします。

〔小杉さん、2つの村上木彫堆朱のぐい吞み各々に、熱燗と冷やを注ぐ〕

 

小杉 

こちらが熱燗を入れたぐい吞みです。こちらが冷酒を入れたぐい吞みです。ちょっと持ってみてください。

〔長谷川さん、2種類のぐい吞みを順番に持つ〕

 

 

長谷川 

温度変化があまり感じられないですね。

 

小杉 

そうなんです。村上木彫堆朱のぐい吞みは木製で、木は熱の伝導率が低いので熱を伝えにくいんです。
なので、熱燗はいつまでも冷めないままおいしくいただけます。逆に冷やも、温くならないで長く楽しめる漆器なんですよ。

 

長谷川 

へぇ~、そうなんですね。

 

小杉 

手にも熱くないでしょ?

 

長谷川 

はい、全然。湯気が立っているんですけど、普通にスッと持てます。

 

小杉 

あと、どちらかというと汗をかいたりするぐい吞みが多いんですけど、それも全くないんですよ。

 

長谷川 

たしかに、言われてみるとそうですね。

 

はい、おいしいまま長く(日本酒を)いただけるのが、この村上木彫堆朱のぐい吞みですね。呑み口も柔らかいです。

 

村上木彫堆朱のこれから


長谷 

今日は、村上木彫堆朱を初めて勉強させてもらったんですけど、非常に魅力的なものだということが分かって、使ってみたいと思いました。小杉さん、これから未来に向けての(村上木彫堆朱)展望などありますか?

 

小杉 

そうですね、大きなテーマですけども、村上木彫堆朱自体を知らない方がまだまだ多いんですよ、日本中で。まずは、日本の方にこの村上木彫堆朱を知っていただく、そして使っていただく。
そして、自分のいい色つやに育っていきますので、その良さを知っていただきたい。
そして、外国の方にも使っていただければ本当にありがたいなって思っています。

 

長谷川 

はい。

 

小杉 

まだまだ宣伝をしていかなければいけないなって思っていますので、まず、この村上木彫堆朱のぐい吞みで、村上の地酒を吞んでいただければ良さが分かると思います。

 

長谷川 

私も今日勉強したことをみんなに伝えていきたいと思いました。

 

小杉 

ぜひぜひ、広めてください。よろしくお願いします。

 

長谷川 

今日はありがとうございました。

 

小杉 

こちらこそ、ありがとうございました。

日本酒文化を発信する酒器

日本酒文化をあらわす酒器とは、日本酒を楽しむとは何か。

銅の熱伝導を利用した、新潟県燕市産酒器「まどろむ酒器」の開発者である、山後春信さん(株式会社新越ワークス)と、長野美鳳さん(FOOD FARM & DESIGN nagano)の対談が行なわれました。

対談動画と合わせてお届けします。

燕の酒器、新潟清酒のこれから


長野 

燕の酒器と、新潟の日本酒がこれからどんな風に広がっていくといいと思いますか?

 

山後 

僕らが考えているのは、酒は酒だけとか、酒器は酒器だけじゃつまんない。

 

長野 

はい。

 

山後 

日本中の酒蔵さんが、海外にお酒を売ろうとしても、なかなか上手くいかない。

 

長野 

うんうん。

 

山後

それにくっついている僕らの酒器も、当然その後ではあんまり売れない。

 

長野 

はい。

 

山後 

今、たくさんの仲間たちと色んなことを考えていて、これからは日本酒の文化、日本の酒文化を売っていきたいよねという話をしている。

 

日本の清酒文化を海外へ


長野 

モノではなくて、文化として売っていくっていうことですよね。

 

山後 

そう。例えばこの酒器も、日本にたくさんの酒器があるじゃない。陶器だったり、金属だったり、磁器だったり。これ(たくさんの種類の酒器)は日本にしかない。

 

長野 

日本酒の酒器が?

 

山後 

そう。たくさんの種類の酒器があるっていうのは、日本にしかなくて。これは何でだろうって考えると、日本のお酒の文化って、お酌の文化なの。

 

長野 

あー、そうですね。注いでいるイメージがありますね。

 

山後 

お酌をするっていう所作は、日本にしかない。例えばアメリカに行ったら、ビールは小瓶で(そのまま)自分で飲むでしょ。ヨーロッパに行ってワインを頼むと、ソムリエさんが注いで、ワインの入ったグラスを渡されるじゃない。逆に日本人がヨーロッパに行って、ワインをお酌するとすごく叱られたりする。

 

長野 

そうなんですか(笑)

山後 

なので、日本酒と酒器を繋ぐ、“お酌”という所作が日本酒文化なので、これをしっかりと研究をして、パッケージ(化)にして色んな国に伝えていきたいねという話をしている。

 

長野 

なるほど、たしかにお酌っていうと、ただお酌をする所作もあるし、コミュニケーションというイメージもかなりありますもんね。

 

山後 

そう。これ(まどろむ酒器)も、お酌をされて初めて(驚きが)わかるじゃない。お酌をされている方に、驚きがあるでしょ。

長野 

あ、ほんとですね。

 

山後 

お酌をされている方に、驚きがあるでしょ。

 

長野 

はい!それっておもてなしの心とも言えますよね。

 

山後 

そうとも言えるかもしれない。そういうところが面白いんだろうと思って。だから、日本酒と酒器をいっしょにして、日本酒文化っていうのを作り上げたいなという風に思っています。

 

長野 

なるほど、わかりました。ありがとうございます。